えっと…自慢にもなりませんが、
私、ギックリ腰の経験者です。
記憶にも残らないような、
たいしたことのない動きで腰を痛め、
その数時間後にはエビのように
丸まっているしかない哀れな姿に。。。
原因は、
身体がどんどん柔らかくなってきた頃で、
可動域が広がったぶん
大きく動けるようになってきたのですが
身体の柔軟性とくらべて
腹筋がとても弱かったんです。
だから、お腹はベロンと伸びたまま
腰に負担が掛かるような状態で
踊ってしまっていたんですよね。
腰を痛めてしまうと、踊るのはもちろん
日常生活にも支障をきたしてしまいます。
是非とも腰痛予防をしておいてくださいね♡
私が普段から気をつけている3つのことを
ご紹介します。
大人バレリーナの腰痛予防策
バレエで使える腹筋をつける
お腹の筋力が弱い人は、
骨盤を前傾させて、反り腰になっていることか多いです。
ふだんから、下の写真の部分を引き上げて
骨盤の向きを正しく保つ努力をしましょう。
このお腹を引き上げ続けておける筋力が
バレエで使える腹筋です。
シックスパックのような
ムキムキの筋肉をつけることではないんです。
骨盤の向きを正しく保ち続ける
意識をもつこと自体が、
バレエで使える筋力を鍛えることになります。
私はこれを徹底するようになってから、
ギックリ腰は再発していませんし
その心配もなくなりました♪
腸腰筋をゆるめる
お腹を引き上げておくには腸腰筋を使います。
内臓と脊椎の間にあり、深部腹筋群とも総称され見えない筋肉の一つ。
主に股関節を屈曲させる働きをするが、
腰椎のS字型を維持する働きを併せ持つ。腹腔の後ろにあり、脊柱を前屈させる筋でもあるため
「深腹筋」と呼ばれることもあり
運動に非常に重要な働きをしている。これは腸腰筋が背骨から大腿骨にかけてを
引っ張り上げるような形状で緊結しているためで、
多くの筋肉の中でも唯一重力から身体を守るという役割をも果たしている。(Wikipediaより)
使えば疲れる・筋肉が収縮するのが宿命。。
腸腰筋が縮こまってくると、
骨盤を正しい方向に起こしにくくなりますし、
腰の筋肉がひっぱられて腰痛の原因になります。
私はテニスボールの上にうつ伏せになって
この筋肉を上から下に伸ばすように
お尻の筋肉を硬くしない
脚をアラセゴンド(横)に上げたり
ルティレ(パッセ)をする時に
きちんとアンデオールがされていないと
必要以上に中殿筋を固めてしまいます。
ただ、バレリーナは股関節をアンデオールしたり
アラベスクをするので、
多かれ少なかれ中殿筋が凝っているはず。
あとは、
カンブレやアラベスクの時に
腰から折らない=お腹を引き上げておく
ことに気をつけてくださいね。