お腹の引き上げ!!
これは、バレエスタジオでは
言われない日はナイんじゃないかしら?
バレエを踊っている間は、
常にお腹を引き上げておきます。
しかも、引き上げるのはお腹だけじゃないんです!
ということで、
ひとつずつ解説していきますね♪
Contents
お腹の引き上げ
お腹の引き上げが出来ていないと…
など、さまざまな問題が起きてしまいます。
それでは、
お腹を引き上げる…って
実際はどこをどうすれば良いのでしょう?
腸腰筋(ちょうようきん)
という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
腸腰筋とは、
大腰筋と腸骨筋を合わせた呼び名です。
![](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG1205183331.jpg)
大腰筋は、
背骨(腰椎)から太ももの内側についていて
脚を前に上げる働きをします。
(デヴロッペ・ドゥバンの動き)
この腸腰筋の辺りを、
私は「お腹のチャック」と呼んでいます。
ジーンズのような、真ん中にあるチャックではなく、
お腹の左右にある2本のラインを
上に向かって引っ張り上げておきます。
さらに、
肋骨(あばら)の一番下と
骨盤の間の距離をぐるりと一周
空けておきましょう。
![](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/05/Scal1.jpg)
お腹の引き上げも、アンデオールと同じく
「一度やっておしまい」ではなく、
踊っている間じゅう、
ずっとやり続ける必要があります。
ですから、
息を吸ってお腹を引っ込めるだけ、とか
お腹をギュウギュウに締め付けておく、
という意識では踊ることができません。
おへそを背骨のほうに引き寄せると同時に
お腹の左右にある2つのチャックを
上に引き上げておく意識を持ちましょう。
背中の引き上げ
お腹の引き上げはよく聞くけれど、
背中の引き上げを意識できている方は
もしかしたら少数派かも!?
でも、背中が落ちていると…
など、バレエに必要な正しい姿勢になれません。
では、背中を引き上げるとは、、、
お腹の引き上げが
「お腹の前の2本のチャック」を上げるのに対し、
背中の引き上げは、
ブラのホックの辺りから首の後ろまである
背中のチャックを上げておきます。
![](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/05/back.jpg)
さらに、首の下ではなく、
頚椎の一番上(鼻の後ろあたり)まで
上に引き上げる意識をもっておくと、
頭の位置も正しい場所に保つことができ、
ピルエットなどの回りものもスムーズに出来るようになります。
結局のところ、引き上げって…
ここまで、お腹の引き上げと背中の引き上げを
チェックしてきましたが、
「ここを伸ばして、ここを引っ込めて…」
など、部分ごとに細かく考えすぎると
踊っている間じゅう意識することが出来ませんよね。
上に書いた解説を踏まえたうえで、
ここは、シンプルに・潔く、
頭と骨盤の距離を長く保つ
頭から足までを遠く離す
というイメージが良いのかも知れません。
そうすれば、
前(お腹)も後ろ(背中)も
伸び伸びと引き上げておくことが可能です♪
![](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/05/hikiage.jpg)
立ってしまうと、自分の癖が出やすいので、
まずは寝た姿勢で、まっすぐの感覚や
頭と骨盤・足の距離を離すイメージを
掴んでみて下さいね。
少しだけ空間があるのが正しい姿勢ですよ♡
バー・アスティエレッスンでは、
寝たポジション・座ったポジションで
正しい姿勢を身につけていただけます。
引き上げにお悩みの方は、
ぜひ一度ご体験ください!
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