最近、上半身の使い方についてのご相談を
立て続けに受けたので、こちらにもシェアしますね♡
たとえば、バーレッスンのタンジュの時。
バーと反対側の腕をアラセゴンドにして、
顔をそちらに付けるような場合。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 124151423_901378333728225_1333101243607883010_n-1024x768.jpg](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2020/11/124151423_901378333728225_1333101243607883010_n-1024x768.jpg)
この時に動かしたいのは、
胸から上・肩甲骨から上の部分です。
《ドゥバン:脚を前に出すとき》
肩甲骨から胸を反らせていくことで、
頭も後ろに倒れていくので、
横の手を後ろ側から見るような形になります。
《デリエール:脚を後ろに出すとき》
胸から上を前に倒していくことで
頭も前に倒れるので、
横の手を前側からみる形になります。
なのですが、、、
《上半身の使い方がなんか変…》という方は、
上半身を使っているつもりで、
腕だけ…とくに肘から先や手首から先だけを
ヒラヒラさせたり、回していることが多いようです。
背骨をうまくコントロール出来ないと、
代わりに腕を動かしたくなってしまうんですね。
こういう、動かしにくい部位の動きを
動かしやすい部位で代替してしまう
ということが起きがちです。
たとえば、
後ろに反るときに、首を折ってしまったり
腰から曲げてしまったり(危険です…)
エポールマン(肩をひねる動き)の時も
胸椎の辺りから回旋していきたいのですが、
そのあたりが硬い人は、
ウエストや骨盤の部分から動かしてしまったり、
アロンジェした腕の先に顔をつける時は、
やはり胸から上(胸・顔・視線)全部で
そちらの方向を見たいのに、
上半身は固まったまま、上目遣いで目玉だけを
動かしていたり。。
総合すると、
どうやら胸椎の辺りの動きが出にくくて、
その他の部分で何とかしようとしてしまう
ことが多い、ということのようです。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 123945041_3403766859721653_792845160232358682_n.jpg](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2020/11/123945041_3403766859721653_792845160232358682_n.jpg)
胸椎は、首の後ろの出っ張った骨の辺りから、
みぞおちの辺りまであります。
が、心臓などを守るために
肋骨と繋がっているので、
そもそも可動域はあまり大きくありません。
しなやかに上半身を動かしたい方は、
この胸椎の部分をよく動かせるようにしましょう。
まずは、動かしたい部分を意識する為に、
手で触れてあげながら、丸くなる⇔反る
という動きを繰り返してみて下さい♪
レッスンの時は、
首や腰や手先で代わりに動いてしまっていないか
注意深くチェックしてみて下さいね。