バレエのレッスンの時に
「動きが硬い!」と言われたり、
発表会などの動画を見た時に
自分の姿を見て
「ギクシャクしてるなぁ…」
と感じたことはありませんか?
かく言う私も、以前はいつも
「動きが硬い!もっと柔らかく!」
と言われてしまっていました。
でも、、、
どうすれば柔らかく見えるのか?
というところまでは、
残念ながら教えて貰えなかったんですよね。
目指すは、しなやかで優雅な踊りなのに、
硬いと言われても解決方法も分からないし…
大人バレリーナさん達の中には、
私と同じようなことで悩んでいる方も
沢山いるのではないでしょうか?
という訳で、今日は
踊りが硬く見える理由と
しなやかに柔らかく踊る為のコツをシェアしますね。
踊り(動き)が硬く見える理由は、
- 胸や背中を緩めてはいけないと思っている
- 腕や上半身を大きく動かす為の土台が弱い
- プリエが上手く使えていない
まずは、この3つが大きな原因です。
ひとつずつ見ていきましょう♪
胸や背中を緩めてはいけないと思っている
猫背はダメと気をつけるあまり、
胸を緩める(背中を少し丸くする)ことを
絶対にしてはダメ!と思い込んでいる方が多いようです。
ですが、それこそが
あなたの動きが硬くみえる一番の原因です!!
実は、バレエを踊る時は、
身体を緩めたり伸ばしたりしているんです。
たとえばピケアラベスクの直前に
片足をプリエして、もう片方を伸ばしますよね。
その時に上体は、少しだけ胸を緩めて
次のアラベスクで胸を少し上に向けて
張る為の準備をします。
一度、少し緩めてあげたほうが、
次に伸びる(張る)動きが映えますし、
身体の自然な反応としてやりやすいはず。
背中は、
丸くもなるし、反ることもできるし、
まっすぐに伸ばすこともできます。
どれでも選択できる身体にしておくこと、
丸くなるのを怖がらないことが、
柔らかい動きへの第一歩です♡
その際に、呼吸と動きを上手く連動させる
のも、しなやかな踊りに見えるポイントです。
腕や上半身を大きく動かす為の土台が弱い
バレエでは、
下半身はリズム・上半身はメロディを奏でます。
上半身をしなやかに大きく動かす為には、
土台となる下半身がグラグラしていたら
危なっかしくて難しいですよね。
床を突き刺してしっかりと立てる足や
フラフラしない安定した骨盤があれば、
上半身は安心してメロディを奏でられるわけです。
動きが硬い、となると
柔らかさばかりを求めてしまいがちですが、
逆に下半身の筋力や安定感などが原因かも知れません。
速い動きや、アダージオなどで
グラグラする方は要チェックです♪
プリエが上手く使えていない
プリエは、ジャンプの準備や着地、
足を一歩出す時の準備としてなど
色々な場面でたくさん出てきます。
その時に、
膝カックン(←伝わります?笑)されたみたいに
急に膝を曲げてしまったり、
音楽や決められたカウントよりも早く
プリエの膝を伸ばしてしまったりして、
その一連の動きの中でプリエとしての役目を
しっかり果たせないことを
【プリエが上手く使えていない】と言います。
その原因は、
・引き上げが出来ていない
・足の筋力が弱い
・床を押せていない
など、さまざまですが
カウントに合ったスピードで
膝の曲げ伸ばし(プリエ)が出来ないと
カクカクした硬い踊りに見えてしまいます。
音楽に合わせて身体をコントロールしながら
柔らかいプリエを心掛けましょう♪
いかがでしょうか。
やっぱりバレエは、柔軟性だけでなく
身体をコントロールする為の筋力も必要
だということが分かりますよね。
きっと見え方が変わってくるはず!!