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バレエをされている大人の方から
質問されるお悩みの多くが
脚を高くあげること
です。
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いま個人レッスンに継続して
通ってくださっている方のご希望も
脚をキレイに高く上げられるようになること。
その方にもお伝えしている
脚を高く上げるのに必要な要素を
まとめてみます。
- 柔軟性
- アンデオール(股関節の外旋)
- 軸足の強さ
- 体幹の強さ
- 脚の付け根をはめる感覚
1. 柔軟性
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誰もがはじめに思い当たるのが柔軟性ですよね。
やっぱりこれは必須条件になります。
上げる脚の膝裏・腿裏にじゅうぶんな柔軟性が
あることは絶対的に必要なので
ここは諦めてがんばりたいところです。
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意外な盲点なのが、お腹から前腿にかけての柔軟性。
アラベスクなど脚を後ろ方向に上げる時は、
動足の前面が伸ばされます。
骨盤は自然に前傾していきますが、
胸やお腹を起こしつつ、後ろに脚を上げるなら
お腹・脚の付け根・前腿が
しっかりストレッチされていることが必要です。
脚を前に上げる時に、軸足の膝が曲がらない為には
やはり前腿の柔軟性が必要です。
2. アンデオール(股関節の外旋)
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次はアンデオールです。
これは脚を上げることと同じくらい
大人バレエダンサーさんのお悩みとして
上がってくるトピックです。
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バレエのように、軸足を曲げずに
上体もあまり倒すことなく
90度以上の高さに上げるのならば、
股関節を外旋することは必須となります。
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脚の柔軟性を上げるのと同時に
アンデオール(股関節の外旋)も
身に着けておきましょう。
3. 軸足の強さ
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脚を上げる高さが高いほど
軸足の強さが必要になってきます。
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脚を上げる=片脚で立っている
という状態なので、
まずは安定して片脚で立てないと
脚を高くあげるどころではありません。
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軸足の真上に重心をもってくると
床をしっかりと押すことができて
安定して片脚で立つことが可能なり、
床を強く押すことで
動足が上がっていくようになります。
床を押す軸足を強くすること、
押すための重心の場所を知ることも
脚を高く上げる為のヒントになります。
4. 体幹の強さ
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柔軟性のところでも書きましたが、
バレエでの脚の上げ方は、
骨盤は傾けていくけれど、
上体はそれに反して引き起こしておきます。
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前に上げる場合は、
骨盤は後ろに傾きますが
背中は倒さずに起こしておきます。
横に上げる場合は、
骨盤は軸足の方に傾きますが
上体(脇)は倒さずに起こしておきます。
後ろに上げる場合は、
骨盤は前に傾きますが
上体(胸とお腹)は倒さずに起こしておきます。
ということは、
上体を起こしておく為の強さが必要なんです。
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体幹を引き伸ばしつつ保つ筋力を
鍛えていくことも
高く上げた脚をキープするには大事なことです。
5. 脚の付け根をはめる感覚
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これ、意識している人は少ないかも知れませんが
とくに前と横に上げる時に重要です。
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脚って部位としてかなり大きいし重いですよね。
なので、付け根がはまっておらず
身体から遠くに離れていってしまうと、
さらに脚が重く感じてしまいますし、
その負担が付け根部分だけにかかってきて
付け根を痛める原因にもなってしまうかも知れません。
付け根がはまっていない時は
同時に骨盤のアライメントも崩れてしまっている
ということにもなります。
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上げる脚は身体のほうに引き寄せてくる感覚で
付け根はしっかり納めておくことが大事。
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この感覚が分かりづらい方は
ぜひバー・アスティエのレッスンへどうぞ♪
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という訳で、
身体が柔らかければ脚が高く上げられる
ということではないんですね。。
どれも一朝一夕では出来るようになりませんが、
すべてをバランスよく鍛えていきましょう♡
それぞれの身体に合わせた練習方法が
分かるようになる個人レッスンもオススメです♪