立ち方・姿勢

バレエ的に正しい立ち方とは?

前回の記事で、引き上げる為には
床をきちんと押すことが必要、という
ことを書きました。

引き上げとセットで必要なこと 以前個人レッスンを受けて下さった研究熱心な大人バレリーナさんからこのようなメールを頂きました。 前の個人レッスンで質問した、ピケア...

そして、きちんと床を押すには
大前提として
《正しく立つ》ことができないといけない
ということでしたね。

では、《正しい立ち方》とは
どんなものでしょうか?

今日はバレエ的正しい立ち方・姿勢と
重心の位置について書いていきますね。

まず最初に言っておきたいのは、
バレエでの立ち方・姿勢と
日常での立ち方・姿勢は
ほとんど変わらない、ということ。

バレエの時は、

・アンデオールする
 
・ひじを外側に向ける
 
・身体をより引き伸ばすようにする
 (引き上げ&床を押す)

をしなければなりませんが、
基本的な身体のアライメント(骨の配列)は
変わりません。

そのうえで、
正しい立ち方・姿勢の3要素を
チェックしていきましょう!! 

左右対称

身体を正面から見たときに、

・左右の肩の高さが同じ
  
・左右の骨盤の高さが同じ

さらに、

・右や左に捻れることなく
骨盤が正面を向く

のが正しい立ち方です。

私は、レッスンの時以外は
意識しないと骨盤が右に捻れてしまったり、
左脇を縮めてしまうことがあります…。

日常生活での癖が出やすい部分ですので、
自分の傾向を知っておくことが大事です。 

5ポイントをまっすぐ並べる

身体を横から見たときに、

  耳
  ↓
  肩
  ↓
 大転子
  ↓
  膝
  ↓
 くるぶし 

5つのポイントが一列に並ぶ
ように立つのが、
骨格的にも筋肉的にも
無理なく正しい姿勢です。

骨盤が前傾したり、後傾したりすると
このような配列になりません。

骨盤が前傾すると、、、

肩が大転子よりも前に出ます。
そうすると、前に倒れそうになるので
そのぶん首を後ろに引いて
胸だけ張るような姿勢になってしまいます。

反対に骨盤が後傾すると、、、

肩が大転子より後ろにきます。
そのぶん、首を前に突き出してバランスを
取ろうとするので、
耳は肩よりも前に出てしまいます。 

重心をまっすぐに下ろす

重心の位置が前過ぎても、後ろ過ぎても、
5ポイントが真っ直ぐに並べられません。

前重心=つま先重心
後ろ重心=かかと重心

ですね。(パラレルで立った時)

5ポイントが一直線に並んでいたとしても、
重心が違っていると、
床から垂直でなくなってしまいます。

重心を下ろしてくる場所は、、、

足の《距骨》の辺り。

距骨は、
左右のくるぶしに挟まれた辺りで
かかとの少し前側にあります。

解剖骨格を見てみると、
脚の骨はちょうど距骨の上にきます。

距骨の上にまっすぐに体重を乗せると、
《足指の根本(MP関節)》《かかと》
同じくらい踏むことができ、

前回お伝えした
《床を押す》ことで《引き上げる》
が、できるようになります。

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いかがでしょうか?

こういうのって、
文章で読んでも分かりにくいですよね。
(一生懸命書いたのに…笑)

読んで理解ができたとしても、

「自分の身体に照らし合わせると
ちょっとよく分からない…」
 
「自分の姿勢・重心は本当に合っているの?」

と思いませんか?

なので、
正しい立ち方や重心の位置をお伝えし、
実際に私がチェックして
正しい姿勢を体感してもらえるような講座を
オンラインでやろうかな、
と思っています。

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