バレエのレッスンを受けている時に、
今までやった事のない難しいパ(ステップ)が
出てきて戸惑った経験はありませんか?
センターレッスンで
自分の順番が来てしまうのを
死刑執行待ちのような気分で待つこと…
私にもありました(笑)
運動神経を弟のために
お母さんのお腹の中に置いてきた私は
ちょっと難しめのグランジャンプは、
少し複雑なアレグロは、
そんな風に心の中で叫んでおりました。。
(でも顔に出ないタイプ…汗)
難しいパ・やったことのないパが出てきて
戸惑った時、パニックになりそうな時に
皆さんに思い出して欲しいのは
この3つです!!
手も足も2本ずつしかない
我々は、手が2本に足が2本。
どんなに複雑な動きでも、
右足をプリエで左足を出す、とか
右手がアンナバンで左手はアラセゴンド
など、2×2の組み合わせしかありません。
パニックになりかけたら、
これを思い出して一旦落ち着きましょう♪
両足をついているのか、片足なのか?
曲げているのか、伸ばしているのか?
どちらの足に体重を乗せているのか?
(↑これ結構大事です)
全部を覚えるのが難しければ、
まずは、足の動きを覚えましょう。
センターレッスンで流れを止めないように
棒立ちにならないように、
なんとなくでも進んでいければOK♡
最初はみんな出来なかったんです。
むしろ、すぐに出来なくて当たりまえ。
心が折れてしまうと、
身体も動いてくれなくなります。
間違っていても、何かしら動いていれば
先生もアドバイスのしようがあるけれど、
立っているだけでは、教えようがありません。
まずは一歩動いてみましょう!
大丈夫。2分の1の確率で正解ですから♪
どんなに難しいパも、プリエとタンデュの組み合わせ
ものすごくザックリ言ってしまえば、
バレエの動きは、ほとんどが
プリエとタンデュの組み合わせ。
例えば、グリッサード(glissade)は、
・5番ポジションでプリエ
↓
・片足はプリエしたまま、
反対の足をタンデュ
↓
・軽くジャンプしながら、
伸ばした足の方に体重移動
↓
・後からくる足も
タンデュを通る
↓
・5番プリエ
軽くジャンプしたり、体重移動はありますが、
プリエとタンデュで出来てますよね?
他の動きも、分解してみると
ほぼほぼプリエとタンデュの組み合わせ。
それに足の入れ替えが追加されたり、
方向転換が加わったりするだけなんです。
(それが大変なのは、分かってますが…笑)
ですから、難しいパが出てきても、
「ワケがわからない!!」
と頭と心をシャットダウンせずに、
どんな要素で出来ているパなのか?
を考えてみると良いですね。
きっと見え方が変わってくると思いますよ♡
運動音痴の風間美珠希でも何とかなった(笑)
最後は、蛇足ではありますが…
運動音痴で体力ナシの私でも、
コツコツと一歩ずつクリアすることで
今ではバレエを指導する仕事に就いています。
諦めなければ、必ず道は開けます!
大人バレリーナさんの中には、
「全然上手くならない…」
「諦めたほうが良いのかしら」
そんなふうに思っている方も
沢山いらっしゃると思います。
でも、大人に合った方法でレッスンすれば、
必ず上達できるんです。
1つ1つ、シンプルに考えながら
頭と身体を使ってレッスンしましょう♡