バレエ基本のキ

顔のつけ方(顔の方向)を整理しましょう!

 
皆さま、顔をつけてますか??
ヘンな質問ですね(笑)
 
 
バレエで言うところの【顔をつける】は、
 
動きに合わせて、
しかるべき方向に顔を向ける

 
という意味ですよね。
 
 
これが、慣れない方には複雑怪奇なようで、
「よく分からないんです…」という
ご質問をたくさん頂きます。
  
 
たしかに、振り付けによって
色々なパターンがありますので、
「前タンジュのときは絶対にこっち」
という明確な向きはありません。
 
 
ですが、顔を向ける方向は、
腕の通り道(ポールドブラ)と同じように
ある程度、決まっていますので、
今日はそこを整理していきましょう♡
 

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目の前に大きな壁があるのを想像して下さい。
その壁に9つの方向を決めます。
 

顔を45度左に向けて、
さらに斜め上を向いたのが
 
顔を正面に向けたまま
目線を45度上に上げたのが
 
顔を45度右に向けて、
さらに斜め上を向いたのが
  

目の高さを変えずに
斜め左を向いたのが4
 
正面を向いて目の高さにあるのが、
ど真ん中の
 
目の高さを変えずに
斜め右を向いたのが
 
 
顔を45度左に向けて、
さらに斜め下を向いたのが
 
顔を正面に向けたまま
目線を45度下に下げたのが
 
顔を45度右に向けて、
さらに斜め下を向いたのが 
 

顔の角度は、
基本的にはこの9つです。
 
横を向くと、両サイドにも同じ壁があって
9つのポイントがあると思ってください。
  
 
顔をつける時に、
「なんとな~く、こっちの方向?」
と曖昧な感じで斜めを見るのではなく、
 
この9つのポイントの中のどこか、
ということを意識して
方向を明確にしておくと、
踊りがハッキリとして
ポーズがカッコよく決まります。
 
 
たとえば、5番ポジションのルルベで
両腕をアロンジェの形にしてポーズ
…というような場合。
 
 
首をどちらかの手先のほうに向けて、
斜め上の遠くを見るようなイメージのポーズです。
 
 
この時の顔の向きは、
上の図でいう1または3の方向。
 
  
こちらの白鳥さんたちは、
左斜め下…7の方向を向いていますね。
 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 189185966_4263387687058240_2388537496365497972_n.jpg


 
このようなコール・ド・バレエのときは
特に、顔の向きや身体の方向を
全員で合わせる必要があるので、
 
顔はどこに向くのか?
ということをハッキリさせたいです。
 
 
さらに!!
 
顔の方向にプラスして
少し胸を反らせたり、
のぞき込むように前屈みになったりなど
上体の傾きも組み合わさったりします。
 
 
バーレッスンでの例でいうと、、、
 
左手バーで右足を動かすタンジュの場合。
 
 
脚を前にタンジュする時は、
目線の高さを変えず右斜め45度を向いて
(6の方向)
胸を少し反らせます。
 
脚を後ろにタンジュする時は、
目線の高さを変えず右斜め45度を向いて
(6の方向)
アラセゴンに伸ばした右手のひらを
のぞき込むように
少しだけ胸を前に倒します。
 
 
顔は上や下を向けようとしなくても
上体が傾くため、結果的に
 
前タンジュのときには少し斜め上を向き
後ろタンジュのときには少し斜め下を向く
 
ような感じになります。 
   
  
顔のつけ方は同じなのに、
前のタンジュと後ろのタンジュでは
かなり雰囲気が変わりますよね?
  
  
顔の方向も振り付けのうち。
どこを向いているのかがハッキリすると、
踊りやすくなるはず。
 
 
振り付けによって、顔の向きは様々ですが、
上の図の中のどの方向なのか?を
イメージすると、迷いにくくなるかと思います。
 
 
手足の順番は合っているのに、
なんとなくバレエっぽくない…という方は、
この顔のつけ方を覚えておいて下さいね♪
 
 
顔をつけるときは、
目玉だけを動かして見るのではなく、
顔全体=鼻をしっかりその方向に向けてね♡


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