緊急事態宣言の少し前あたりから、
バレエやダンスなど、
対面レッスンが基本となる業界にも
沢山のオンラインレッスンが出てきました。
以前の私は、
「対面レッスンでさえ伝わらなかったり
理解できなかったりすることを、
慣れない画面越しに伝えられるの?」
とオンラインには懐疑的だったんです。
ですが、実際に自分でzoomのレッスンを開催したり、
トレーニングのオンラインレッスンを受講してみて
考えを改めました!
オンライン、かなり良い!!
ここでは
・世界中どこからでも受けられる
・移動の為の労力がいらない
などのよくある一般的なメリットではなく、
身体を使うレッスンならではの
オンラインの良さ、をお伝えしたいと思います。
結果から言うと、、、
・頭で理解しやすい
・自分で再現できるようになる
ということです。
対面レッスンとオンラインの一番の違いは、
講師(インストラクター)が、受講者を
触れるかどうか?ではないでしょうか。
先生が生徒の身体を触って直すことを
フランス語でマニピュラシオンと言います。
このマニピュラシオンが出来ないからこそ、
以前の私はオンラインレッスンに懐疑的だったのですが、
自分が指導と受講の両方を体験したことで
考えが変わりました。
![この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 101459859_715895775878893_5439214469907480576_n-1024x768.jpg です](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2020/05/101459859_715895775878893_5439214469907480576_n-1024x768.jpg)
私がトレーニングを受けている時、
必ず直されるフォームがあるんです。
手で身体の位置をガシッとホールドされて
「ここね」って。
その時は、「あ、そうか」と思うんですけど、
筋トレなので疲れてくると気づかないうちに
またフォームが崩れてしまうんですね。
ですが、先日のzoomレッスンで
その動きになった時に、はじめて
「脚につられて、片側の胸が開きやすくなるから
両方の胸の高さを平行に保つ」
というように説明されたんです。
・・・そうだったのか!!!
トレーナーの先生には「今さらかい!」と
叱られそうですが、
言葉で説明されたことで、
・自分の問題点
・正解のフォーム
の両方が一瞬で理解できました。
すると、疲れてきてフォームが崩れても
何をどうすれば良いのか分かったから
自分で修正できるんです。
![この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 101539801_688581251921233_2381648327289602048_n-1024x768.jpg です](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2020/05/101539801_688581251921233_2381648327289602048_n-1024x768.jpg)
以前のように、手で直されてしまうと
その瞬間はすぐに正しいフォームになっても
その場限りになりやすいんだな、
ということを身をもって知りました。
大人バレリーナの皆さんも、
先生に触って直してもらったけれど、
実は「???」だった、なんてこと
あるのではないでしょうか?笑
もちろん、触って直してもらったからこそ
分かることもあります。
それはやっぱり対面レッスンの良さ。
オンラインでは、触って直せないぶん、
言葉で説明するしかないワケです。
するとね、自動的に
分かりやすい丁寧なレッスンになります。
たとえば、口頭で色々なことを一度に言われても
抜けてしまったり、混乱してしまったりしますよね。
ふだんの対面レッスンがそうだとしたら、
オンラインレッスンは
メモに要点を箇条書きにしたもの
みたいなイメージ。
とっても分かりやすい訳です。
オンラインレッスンは、
対面レッスンと文章の良いとこ取り♡
なんじゃないでしょうか。
もちろん、
それぞれのメリット・デメリットがありますから、
そのときの状況や自分のニーズに合わせて
選択できると良いですよね。
その選択肢が増えたということは、
この大変だった数ヶ月のなかの
数少ない良かった点かも知れません。