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LINEにいただいた質問に答えるシリーズ!
今日のご質問はこちらです♡
グランバットマンで
軽く見える上げ方と重く見える上げ方の違いと、
それに関係するストレッチと筋トレの方法を教えて下さい
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たしかに、グランバットマンは
人によって全然重さが違ってみえますよね。
軽やかに・高く・美しく脚を上げたい!
その為にはどうしたら良いのでしょうか。
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まずは、
上げる脚が重く見えてしまう原因を
ピックアップしてみましょう。
脚が重く見える原因
・上げる脚だけの力で上げようとしている ・タンジュを通過して上げる意識がない ・「足」を「上げよう」としている ・軸足が曲がる ・背中が丸まったり、倒れたりしてしまう ・脚がじゅうぶんに上げられない
・上半身が上げる脚に負けている
→上げた脚に対して体幹を保つ強さがない
→軸足で床を押せていない
→上げる脚が床を擦っていない
→「足」は遠くに伸ばしながら
「脚」の根元から放り上げる
・脚をコントロールしながら下ろしていない
→脚の重さに耐える体幹の強さがない
→タンジュを通過して戻す意識がない
・上げた脚の対空時間が短い
→上げる脚の柔軟性が足りない
→身体の近くに引き付けておく筋力が足りない
→軸足の柔軟性と強さが足りない
→体幹部分の柔軟性が足りない
→アンデオールが足りない
いかがでしょうか?
脚が軽く見える人は、上記と反対のことができている
ということです。
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では次に、
問題解決の為のカテゴリー別に
分けてみます。
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大きく分けると、
「柔軟性」
「筋力」
「上げる時の身体の使い方」
となります。
柔軟性が必要な部分
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・腿裏(ハムストリングス)と膝裏
→脚を前に上げる時に必要
・内腿
→脚を横に上げる時に必要
・前腿とお腹から鼠蹊部にかけて
→脚を後ろに上げる時に必要
・お腹
→脚を後ろに上げる時に必要
・体側
→脚を横に上げる時に必要
筋力が必要な部分
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・脚
→ 床に突き刺しておくのに必要
・背中
→脚を前に上げる時に姿勢を保つのに必要
→後ろ上げた脚をキープするのに必要
・お腹
→脚を後ろに上げる時に姿勢を保つのに必要
→前に上げた脚をキープするのに必要
・体側
→脚を横に上げた時に身体を倒さず保つのに必要
身体の使い方
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・軸足を床に突き刺しておく
・上げる時も下ろす時もタンジュを通過する
・足で床を擦りながら放り上げる
・下ろす時は重力に任せるのではなく、
自分でコントロールしながら下ろす
・脚を上げると骨盤は傾くが、
上半身はできるだけ起こしておく
まとめ
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グランバットマンは、バーレッスンでは
一番最後に出てくるだけあって、
バレエの身体の使い方の集大成です♡
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ですので、柔軟性も筋力も身体の意識も
沢山のことが必要になってきます。
なので、残念ながら
何か一つだけやったら魔法のように
完璧なグランバットマンが出来るようになる、
というわけではないんですよね。。
グランバットマンの前に、
ジュッテ(デガジェ)が出来なくてはダメだし、
ジュッテ(デガジェ)の前に、
タンジュが正しく出来なくてはいけない。
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やらなければいけないことが
いっぱいなんです。
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ですので、
「グランバットマンで脚が重く見える人は、
ココのストレッチ(or筋トレ)をすればOK」
と一言では言えないのですよね…
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手掛かりを出来るだけ出してみたので、
自分に足りないのはどの部分か?
を見つけて、
一つずつクリアしていって下さいね♪