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バレエのレッスンでは、
アンシェヌマンの順番や振り付けを
その場で覚えて踊ることが求められますよね。
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振り付けを覚えていないと、
身体の使い方などに気を使う余裕もないですし、
先生にもらった注意点に意識を向けることもできません。
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上達したければ、
アンシェヌマンの順番や振り付けを
素早く覚えることが必要です。
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とは言っても、「順番の覚え方」なんて
普段のレッスンでは習いませんし、
「振り付けを早く覚える練習」なんてのも、
する機会がありませんよね。
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順番が覚えられなくて…
というお悩みもよく聞きますので
振り付けや順番の覚え方のコツをまとめてみたいと思います。
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Contents
前提
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まずは、順番や振り付けを覚える際の大前提となるのが、
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パの名称やポジションの名称を理解しておくこと
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これから踊る動きの名前ややり方を知らないと
そこで「あれ?」とつまずいてしまって、
順番を覚えるのが大変になります。
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名前が分かっていれば、自分で動きながら
「グリッサード・アッサンブレ、
グリッサード・アッサンブレ、
グリッサード・ジュテ、バロネ♪」
などど心の中で唱えながら(歌いながら?)
覚えると頭に残りやすいですしね。
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初心者さんの場合は、
知らないパが出てくることも
多いかと思いますが、
今はバレエ用語辞典なども売っていますし、
ネットで無料の情報にアクセスすることも簡単です。
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予習や自習できる部分は先にしておいて損はありません。
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身体の方向を示す番号や手足のポジション名も
なるべく早く頭と身体に叩き込んでしまいましょう♪
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さらに、レッスンのアンシェヌマンであれば
これから踊るのがどの動きなのか?を
分かっておくことです。
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バーレッスンであれば、
プリエ→タンジュ→デガジェ→ロンデジャンブ→
など、レッスンの流れが決まっていますよね。
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それを踏まえて、
「次にくるのは、フォンデュだな」
などある程度の予測がつけば心の準備もできます。
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レッスンの流れを理解しておくのも
順番を覚えやすくするポイントです。
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ブロック分けして覚える
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いまはスマホに頼りきりですが、
昔は友達の電話番号って丸暗記していましたよね?(笑)
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その8桁なり10桁を覚えるのに、
まるごと全部をダラダラ~っと唱えるのではなく、
市外局番+4桁-4桁などに分けて覚えたんじゃないでしょうか。
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たとえば、『27215969』だったら
『2721』と『5969』のようにブロック分けしました。
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アンシェヌマンの順番や振り付けも同じなんです。
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8カウント×2ごとに分けたり、
区切りの良いところでブロック分けします。
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文章を段落ごとに改行するように
頭の中でブロック分けしてあげるだけで、
整理しやすく覚えるのがラクになります。
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進む方向(ルート)を確認する
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センターレッスンや発表会などの作品の振り付けの場合、
個々のステップはもちろんですが
移動するルートも覚えなくてはなりません。
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とくに複数で踊るグランワルツやグランアレグロなどは、
皆が大きい動きで行ったり来たりしますので、
進むルートを間違えてしまうと
衝突してしまったり、人に怪我をさせてしまう危険もあります。
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フロアで棒立ちになるのを避けたいのは、
「順番が~」とか「恥ずかしい…」より
とにかく危ないからなんです。
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細かい部分はうやむやになってしまったとしても、
まずは、
斜め前方に進んでいって、
そのままスタジオの奥に回り込んで
反対の端に向かって斜めに進む!
など、ルートをしっかり覚えてしまいましょう。
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まとめ
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いかがでしょうか。
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慣れないうちは、1回で順番を覚えるのは大変です。
先生も2回位は繰り返して教えて下さいますよね。
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1回目の説明で、大まかな流れとルートを確認して
2回目の説明で、最初にとりこぼした部分のチェックや
腕の通り道や顔のつけ方なども頭に入れられるのが理想です。
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すぐには難しくても、慣れや継続ってすごいんです♪
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だんだん覚えられるようになるので、
少しずつ人を見ないで踊る!とか
1度で覚えられる量を増やす!など
目標を作って練習していって下さいね。
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レッスン後に復習したり、
帰り道にイメージトレーニングするのも
とても良い訓練になります♡