バーレッスンでは、出来ていた動きでも
センターレッスンになると
グラグラしてしまったり、
脚が動かしにくい…ということはありませんか?
バレエ初心者さんが
たとえばセンターでのタンジュが
上手く出来ない方には共通点があります。
今日は、センターでスムーズに動けるように
なる為のポイントをまとめてみました。
ポイント1:腕の使い方
センターレッスンになると、当然ながら
掴まることができるバーがありませんよね。
センターで急にバランスが取れなくなるのは、
バーレッスンの時に、バーに頼ってしまって
自分の軸を感じて立てていなかったのかも知れません。
そんな時に助けてくれるのが【腕】です。
アラセゴンドにした腕の二の腕部分を
遠くに伸ばすように引っ張っておくと、
脇(身体のサイド)がしっかりとして
バランスが取りやすくなります。
綱渡りってやった事ありますか?
(私はありませんが…笑)
あ、平均台でも良いです。
あれって、両腕を横にピンと伸ばして
落ちないようにバランスを取りますよね。
腕をピンと張っていると、
体幹が整ってバランスが取れるのですね。
バレエの時に、アラセゴンドのひじが
下を向いてしまったり、
肩よりも手が上に上がってしまったりと、
正しいポジションにナイと
「センターだとグラグラしちゃって
バランスが取れない…!」
ということに。。。
ますは、腕の使い方を見直してみましょう。
ポイント2:アンデオールで脚を動かす
はい、またアンデオールです。
センターレッスンで、
5番ポジションから横にタンジュを
繰り返す動きを例にとってみます。
横にタンジュする脚が、
きちんとアンデオールされていないと
足の小指が床から離れてしまって
内股になってきます。
すると、お尻も上がってしまって
骨盤の左右の高さもズレてしまい、
軸側の身体に寄りかかるような
立ち方となって、、、
結果、バランスが崩れます。
自分で出来る最大限のアンデオールをして、
骨盤の左右の高さを揃え、
軸の脇をしっかりと立てて引き上げておく。
これが出来ると、
センターレッスンで踊りやすくなりますよ。
ポイント3:重心移動
バーとセンターの大きな違いは、
重心移動がたくさん出てくる
ということです。
両足に均等に重心がある5番ポジションから、
片足重心になって、反対の足を上げたり、
両足プリエから片足重心に移動したり。
この重心移動があいまいだったり、
片足重心になることが上手くできないと
速い動きや安定した動きができません。
たとえば、
5番ポジションから
↓
右足を横にタンジュ(左が軸)
↓
その足をついて2番プリエ
↓
右足軸に乗り換えて
↓
左足を5番に戻す
こんな動きの時。
重心の位置を見ていくと…
5番ポジションから【重心は両足】
↓
右足を横にタンジュ【重心は左足】
↓
その足をついて2番プリエ【重心は両足】
↓
右足軸に乗り換えて【重心は右足】
↓
左足を5番に戻す【重心は両足】
両足重心と片足重心が交互になってますね。
これをしっかり意識して動くだけでも
バランスが取りやすくなるはずです。
また、両足重心から片足タンジュになる時は、
重心は軸足に置いたままです。
動いている足に重心を連れていかれてしまうと
バランスが崩れてしまいます。
重心が軸足の上にあれば、
動かす足はラクに動くはずなのですが、
動かす足にも体重が乗ってしまうと
当然、足が重くなって動かしにくくなります。
そこを無理やり動かそうとするから
グラグラしたり、音に間に合わなかったり
と不具合が出てくるわけです。
このように、動きにくいこと
上手くいかないことの裏には
必ず何かしらの原因があります。
ですが、幸いバレエの場合は
その原因ってそんなに多くないんです。
引き上げ、アンデオール、
重心、タイミング…
細分化すればもっとありますが、
上記のポイントをチェックしてみると
ほとんどの場合、どれかに行きつくはず。
(複合的な問題ってことも多いですが)
おうちにいる時間の長い今、
自分の動きを見直してみて下さいね♡