同じ時期にバレエを始めても、
上達のスピードは一緒ではありません。
どんどん上手になっていく人もいれば、
長く続けていても、あまり変わらない人もいます。
前回の記事では、
その差は《行動》にあると書きましたが、
今日は別の視点から
上手になる人が持っている、もしくは
無意識に使っている・鍛えている
《ある能力》について書いてみたいと思います。
レッスンを受けていて、
鏡に映った自分の姿をみて
「先生のお手本と何かが違う…」
と思ったことはありませんか?
また、速い動きや複雑なパなどで
「頭では分かっているんだけど、
身体が思うように動かない…」
と感じたことはありませんか?
それこそが、今日のテーマ
自分の身体を思った通りに動かす能力
なんです!!
先生のお手本が目の前にあって、
正解のカタチは分かっているのに
それを自分の身体で再現できなかったり、
頭では動きのイメージが出来ているのに、
実際にはイメージ通りに動けないというのは、
(頭で)思ったことが(身体で)できない
という状態です。
自分では反っているつもりはナイのに
先生に「そっくり返っている」と言われたり、
ルティレ(パッセ)にすると
どうしてもカマ足になってしまったり。。。
上手な人・上手になる人は、
この《頭と身体の差》が少なかったり、
差を埋めるスピードが速い人たちです。
すごく猫背な感じがしちゃいます…
いきなり難しいことを
やろうとしなくて良いんです。
まっすぐと言われたら
まっすぐに立てる感覚
斜め45度と言われたら
30°でも60°でもなく45°の高さに
足を出せる感覚
そういう《思ったことを出来る能力》を
身につけていくことが、
上達する近道になります。
まずは、
正しい動きが何かを知ること。
お手本と同じカタチをしている時、
どの方向にどんな力が向いているのか
どのタイミングで力を出すのか
という理論を知ることも含まれます。
そして、その正しい動きを
正確に行えるような身体づくりをすること。
3ヶ月コースでも、その点を踏まえて
理論と実践の両方をバランス良くできるよう
カリキュラムを作っています。
踊りに変なクセがつく前に、
自分の身体を、正しい方向に
思った通りに動かす能力を高めていきましょう♡