5月からスタートした
大人バレリーナ徹底改造3ヶ月コース第5期も後半戦に突入!
折り返しの本日のテーマは、【回転】。
ピルエット、ピケターン、シェネを
分解しながら徹底的に練習しました♪
コースでは、パごとに気をつける点や
失敗しがちなポイントやその理由を
しっかりと言語化していくことから始めます。
よく、何かが上手くできない時に
というセリフが出てきますよね。
でも、多くの大人バレリーナさん達は、
何をどのように意識しているのか?
どこをどうしようと気をつけているのか?
これにハッキリと答えることが出来ないんです。。
コースの時も、
「この動きの時には、何に気をつければ良いと思いますか?」
と聞くと、
皆さん、なんとなくは分かっていらっしゃるので、
「お腹…?」と小声の疑問形で呟いたり、
脇(体側)のあたりをナデナデしてみたりしてくれるのですが、
たとえば、
「軸側の脇が落ちないようにする」
「アンデオールして、お尻が持ち上がらないようする」
など、何のために、どこを、どうする、を
具体的に答えられる人はほとんどいません。
もちろん、コースでは毎回このような
意地悪な質問をたくさんしますので、
コース終了時には、ポンポンと沢山の答えが出てくるようになります♡
アラセゴンドのタンジュでお尻を持ち上げてはダメ、
なのだとしたら、
ダメなのはなぜ?
持ち上がるとどうなっちゃうの?
持ち上げない為にはどうしたら良い?
ということを、言語化できるようになると
なんとなく気をつける・意識するよりも
格段に上達が早くなりますし、
踊りのクオリティが上がっていきます。
バレエでも5W1H
分かりやすい文章の基本形として、
5W1Hってありますよね。
When:いつ
Where:どこで
Who:だれが
What:なにを
Why:なぜ
How:どのように
これを、バレエでも使えるようになると、
気をつけるべきポイントを
しっかりと言語化できるようになります。
バレエバージョンだと、こんな感じ。
When:どのパで、どのタイミングで
Where:どの方向、どの角度に
(Who:これは私、以外ないですね…笑)
What:身体のどこを
Why:なんの為に
How:どのように
アッサンブレの時の(When)
アラセゴンドに出す足は(What)
高く上げ過ぎてはダメ。
と言われたとしましょう。
でも、
なぜ高く上げ過ぎてはダメなのか(Why)
上げ過ぎじゃない角度・高さはどこなのか(Where)
どうすれば高く上がらずに済むのか(How)
が分かっていなければ、
いくら《気をつけているつもり》でも
実際には、何をどう気をつけているのか
分かっていないので、
何度も同じ注意をされてしまったり、
間違った方向の努力をすることになったりしてしまうんです。
「頭を使ってレッスンをしましょう」
っていうのはこういうこと。
言語化できなければ
身体に正しい命令を出すことはできません。
これが出来るようになると、
色々なパの共通点が見えてきて、
芋づる式に効果的に上手になっちゃいますよ♡
頭と身体をバランス良く使う訓練をしている
コース生達は、きっと7月のコース終了時には
見違えるようになっていることでしょう。
みんなの上達が楽しみでなりません♪