大人バレリーナ徹底改造3ヶ月コースでは、
期間中にソロの踊りを1曲踊れるようにレッスンします。
振り付けを練習し始め、その踊りを録画してみると
コース生が口を揃えて言うのが
ということ。
動きが硬い、というと柔軟性が足りないから?と
思われがちですが、そうではありません。
(正確には、それだけではナイ。かな)
動きが硬く見えてしまう原因は、この3つ!!
- 動きと動きのつなぎが滑らかでない
- ポーズごとに身体の伸びが足りない
- 顔・胸・背中が動いていない
ひとつずつ見てきましょう。
①動きと動きのつなぎが滑らかでない
コマ数の少ない昔のアニメって、
動きがカクカクして見えますよね。
ポーズA → ポーズB → ポーズC
と、3コマしかないアニメーションは
ギクシャクとした硬い動きになってしまいます。
反対に、ポーズAからポーズCまでを
細かく細かくコマ割りするように繋いでいくと
流れるような滑らかな動きになっていきます。
その為に必要なのは、
自分の身体を思い通りにコントロールしながら
動かせるようなキープ力や筋力。
身体をコントロールできる筋肉がなければ、
しなやかな・滑らかな動きはできないんです。
→ 動きと動きのつなぎは滑らかに♡
②ポーズごとに身体の伸びが足りない
さらに、ポーズAだけを取り出してみても、
いっきにポーズを作る「A!」は、
ピシっとポーズをキメる時には有効ですが、
柔らかい印象ではありません。
決められた音の中で最大限に身体を使いきり、
腕も脚も、さらに遠くに伸びていく…
「A!」で終わらずに
「A~~~~~~」って感じ?(笑)
関節と関節の間にすきまを空けるように、
筋肉も細く長く伸ばし続けるようにすると、
ポーズが柔らかく見えます。
ちなみに…
英語でポーズ(Pause)は一時停止ですが、
バレエの場合、停止しちゃダメ、なんですね。
見た目では動いておらず、停止しているように見えても
身体の中は、実はずっと伸び続けています。
それが、踊りが大きく伸びやかに見えるコツです。
→ 身体をしっかり伸ばしてポーズ♡
③顔・胸・背中が動いていない
手足は動かしているけれど、
胸や背中をまったく動かさずに固めたまま…
顔の向きも一点を向いたまま…
これも、踊りが硬く見える原因です。
バーレッスンでは、身体をまっすぐ前に向けて
骨盤が開かないようにとか、スクエアボディを保って、
のように注意されることが多いと思います。
ですが、センターレッスンや振り付けになった時も
そのまま「とにかくまっすぐ!」を守り続けてしまうと
手と足しか動かないロボットのように…。
エポールマン(肩を斜めに構えるポジション)を使ったり、
呼吸と一緒に胸を緩めたり背中を反らしたり、
身体(体幹)も一緒に動かせるようになると
しなやかに踊れるようになってきます。
ですが、大人になると少しずつ背中が硬くなってきます。
とくに胸椎は動きが出にくい部分。
バレエレッスン以外に、エクササイズを追加して
柔軟性を保っておきましょう。
→ 胸や背中、身体も使って踊りましょう♡
- 動きと動きのつなぎを滑らかに
- 身体をしっかり伸ばし続けてポーズ
- 胸や背中、身体も使って踊る
この辺りを気を付けてみると、
かなりロボットバレエは解消できるはず。