身体の使い方

どちらも大事!お腹の引き上げ&背中の引き上げ

お腹の引き上げ!!
これは、バレエスタジオでは
言われない日はナイんじゃないかしら?

バレエを踊っている間は、
常にお腹を引き上げておきます。

お腹の引き上げって、実はよく分かっていないかも…

お腹を引っ込めておけば良いのかな?

みずき先生
みずき先生
引っ込めるだけじゃ引き上げとは言えないかな。
しかも、引き上げるのはお腹だけじゃないんです!

ということで、
ひとつずつ解説していきますね♪  

お腹の引き上げ

お腹の引き上げが出来ていないと… 

代わりに肩・首・胸に無駄な力が入ってしまう

軸がグニャグニャしてバランスが取れない

腰を痛めたり、ジャンプの着地でケガする危険がある

など、さまざまな問題が起きてしまいます。

それでは、
お腹を引き上げる…って
実際はどこをどうすれば良いのでしょう?

腸腰筋(ちょうようきん)
という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

腸腰筋とは、
大腰筋腸骨筋
を合わせた呼び名です。

大腰筋は、
背骨(腰椎)から太ももの内側についていて
脚を前に上げる働きをします。
(デヴロッペ・ドゥバンの動き)

この腸腰筋の辺りを、
私は「お腹のチャック」と呼んでいます。

ジーンズのような、真ん中にあるチャックではなく、
お腹の左右にある2本のラインを
上に向かって引っ張り上げておきます。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 59834993_294915278064331_8578932874357506048_n.jpg です


さらに、
肋骨(あばら)の一番下と
骨盤の間の距離をぐるりと一周
空けておきましょう。

お腹の引き上げも、アンデオールと同じく
「一度やっておしまい」ではなく、
踊っている間じゅう、
ずっとやり続ける必要があります。

ですから、
息を吸ってお腹を引っ込めるだけ、とか
お腹をギュウギュウに締め付けておく、
という意識では踊ることができません。

おへそを背骨のほうに引き寄せると同時に
お腹の左右にある2つのチャックを
上に引き上げておく意識を持ちましょう。
 

背中の引き上げ

お腹の引き上げはよく聞くけれど、
背中の引き上げを意識できている方は
もしかしたら少数派かも!?

でも、背中が落ちていると…

あばらが開いて、そっくり返ってしまう

お腹が抜けてしまい、引き上げられない

前腿に無駄な力が入ってしまう

など、バレエに必要な正しい姿勢になれません。

では、背中を引き上げるとは、、、

お腹の引き上げが
「お腹の前の2本のチャック」を上げるのに対し、

背中の引き上げは、
ブラのホックの辺りから首の後ろまである
背中のチャックを上げておきます。

さらに、首の下ではなく、
頚椎の一番上(鼻の後ろあたり)まで
上に引き上げる意識をもっておくと、

頭の位置も正しい場所に保つことができ、
ピルエットなどの回りものもスムーズに出来るようになります。 

結局のところ、引き上げって…

ここまで、お腹の引き上げと背中の引き上げを
チェックしてきましたが、

「ここを伸ばして、ここを引っ込めて…」

など、部分ごとに細かく考えすぎると
踊っている間じゅう意識することが出来ませんよね。

上に書いた解説を踏まえたうえで、
ここは、シンプルに・潔く、

頭と骨盤の距離を長く保つ

頭から足までを遠く離す

というイメージが良いのかも知れません。
 


そうすれば、
前(お腹)も後ろ(背中)も
伸び伸びと引き上げておくことが可能です♪

立ってしまうと、自分の癖が出やすいので、
まずは寝た姿勢で、まっすぐの感覚や
頭と骨盤・足の距離を離すイメージを
掴んでみて下さいね。

みずき先生
みずき先生
寝た姿勢の時は、ウエストの後ろ側に
少しだけ空間があるのが正しい姿勢ですよ♡

バー・アスティエレッスンでは、
寝たポジション・座ったポジションで
正しい姿勢を身につけていただけます。

引き上げにお悩みの方は、
ぜひ一度ご体験ください!

バー・アスティエ バー・アスティエとは? バー・アスティエとはフランス人バレエ教師アラン・アスティエ氏が考案したフロアバー(barre au so...

 

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