バーレッスンの時だったり、
ゆっくりと動けば出来るのに、
センターレッスンで音楽に合わせて
「いざ、本番!!」
となると、上手く踊れなくなってしまうことはありませんか?
5月からスタートした
大人バレリーナ徹底改造3ヶ月コースの
メンバー同士もそのようなお悩みをもっています。
手と足がバラバラ事件になっちゃいます…
遅れないようにすると、動きが小さくなります…
バレエって、手と足と顔を
別々に動かさなくちゃならないし、
動かすスピードやタイミングも違ったりして
よく考えてみたら、すっごく大変!(笑)
こんなやり方で自主練習をしてみましょう♪
Contents
動きを分けて段階的に練習する
手の動き、足の動き、顔の向き…
順番を覚えて、正しいステップで
音楽に合わせて…
すべてをいっぺんにやろうとしても
難しいのなら、自分で練習する時は
小分けにして段階的にステップアップしていきましょう。
ここでは、初心者の方が最初にぶつかる壁、
【トンベ・パ・ド・ブレ】
を例にとって見ていきます。
小分けの練習:部位ごとの動きのみ
- 足の動きだけを、ゆっくり練習する
- 足ができるようになったら、
カウントで踊ってみる - カウント通りに動けるようになったら、
音楽に合わせて、足の動きのみ踊ってみる
足の動きのみ ゆっくりと
まずは、足の動きのみ
音楽はナシで、ゆ~っくり練習します。
【トンベ】落ちる、という意味
「跳んで~」じゃありまんよ♪
片足をクペを通過させて前方に伸ばし、
空中から落とすように一歩つきます。
後ろの足は斜め45度でいいので
アラベスクのようにしっかり伸ばします。
【パ・ド・ブレ】足を踏みかえる動き
後ろに伸ばした足を、前についた足に引きつけ
5番のルルベに立ちます。
前の足を1歩前に踏み出し、
後ろの足をその前に入れて5番のプリエに降りる。
ポイントは、
自分の頭と身体がハッキリ認識できるように、
大げさなくらいに、しっかりハッキリ動くこと。
とくに、下線を引いた部分を
意識的にきちんとやることで、
パを正しく理解することができます。
誤魔化すクセをつけないようにしましょうね。
足の動きのみ カウントで
動きが出来るようになったら、
次はカウントに合わせてやってみましょう。
グランワルツやグランアレグロだったら、
3拍子になるので、
1・2・3 2・2・3
3・2・3 4・2・3
のように数えます。
でも、ごめんなさい。
トンベ・パ・ド・ブレだけだと、
1・2・3 2
までで終わっちゃいます!
なんですが、
バレエは前奏から動く準備が始まりますので
8・2・3から準備開始です。
8(2・3)からクッペを通過して…
1で、トンベ
2で、後ろの足を5番
3で、前の足を一歩出して
次の2で、後ろの足を前の5番に。
ゆっくり数えればいいので、
自分勝手にリズムを変えずに
カウントに合わせて動けるように練習します。
出来るようになったら、少しずつ
本来の音楽と同じスピードになるように
カウントも速くしていきましょう。
足の動きのみ 音楽に合わせて
ここまで出来たら、いよいよ音楽に合わせます。
レッスンで先生が使っていた音楽でなくても
レッスン用CDであれば、リズムは同じなので
グランワルツやグランアレグロの曲に合わせて
踊ってみましょう。
他の部位も同じように練習
足だけをマスターしたら、
次は手(腕)の動きです。
順番は足の時と同様に、、、
- 手の動きだけを、ゆっくり練習する
- 手ができるようになったら、
カウントで踊ってみる - カウント通りに動けるようになったら、
音楽に合わせて、手の動きのみ踊ってみる
手の通り道(ポールドブラ)は
ある程度のきまりがあります。
例えば、
アンバーの手を横(アラセゴン)に開くには
アンナバンを通る、というように。
【トンベ・パ・ド・ブレ】の手も同じです。
両手をドゥミ・スゴンの位置から始めるとして、
まずは、右手を
アンバー(下)→アンナバン(前)→アラセゴン(横)
と動かします。
左手もまったく同じく
アンバー(下)→アンナバン(前)→アラセゴン(横)
と動かすのですが、
ここで落とし穴が!!!
この場合、右手を動かし終わってから
左手を動かし始めるのではなく、
時間差で動かさなければならないのです。
リトミックみたいですよね。
具体的には、
右手をアンナバンからアラセゴンに開く時に
左手をアンバーからアンナバンに動かす
というタイミングが一般的。
左右の動かすタイミングが違うのが
とっても難しいところなので、
慣れるまで何度も練習しましょう。
これも、順を追って、
ゆっくり、カウントで、音楽と一緒に。
手と足を一緒に動かす練習
手と足、それぞれの動きをマスターしたら、
いよいよ両方同時に練習します。
ここでも、順を追って
ゆっくり、カウントで、音楽と一緒に。
分からなくなったら、焦らず
一段階前に戻りましょう。
分かりやすいように図にしてみたのですが、
余計に難しく感じますね…汗
兎にも角にも、慣れが大事!
一歩ずつ確実にモノにしていきましょう♡
さらに繋げていくには
このように、パーツごとに
段階的にスムーズに動けるように練習しますが、
【トンベ・パ・ド・ブレ】から次のステップに
繋げていくのもコツがあります。
例えば、
A【トンベ・パ・ド・ブレ】
B【グリッサード】
C【アッサンブレ】
などと続く場合、
それぞれを、
Aだけ・Bだけ・Cだけ
のように手足別々に練習したら、
- AからBまで続けて踊ってみる
- BからCまで続けて踊ってみる
- A・B・Cと続けて踊ってみる
と、つなぎの部分も練習する必要があります。
トンベ・パ・ド・ブレの終わりの5番プリエが、
次のシャッセの始まりの5番プリエとなる
という感覚を身につける為です。
このように、少しずつ連続して
スムーズに踊れるようになるには、
レッスンの時間だけでは足りないかも知れません。
一人の時に落ち着いて
自習してみて下さいね♪
今までの練習方法で伸び悩みを感じているとしたら、
昨日までと違う方法にトライしてみるのも必要。
大人バレリーナ徹底改造3ヶ月コースのメンバーも
これから、このような方法でバレエのテクニックを
沢山に身につけていきますよ~!