クラシックバレエでは、全世界共通で
必ずやるのがバーレッスン。
舞台やセンターレッスンで踊る為の
基礎練習であり準備運動となる
大切なレッスンです。
そんな大切なレッスンの相棒となるのが
【バー(barre)】です。
今日は、今さら聞けない・注意もされない
バーの正しい持ち方と使い方について
改めてチェックしてみませんか?
コース生にはお馴染みの(笑)
みずき画伯の棒人間イラストとともに
送ります♡
バーとの距離・持つ位置について
【バーと自分の位置関係】
バーからどのくらいの距離を取るかは、
その人の腕の長さによって変わります。
腕を横に開いたアラセゴン(a la seconde)
で、そのまま手がバーに添えられる位置に
立ちます。
バーから遠すぎると、
バーに寄り掛かるような姿勢になってしまい
バーに近すぎると、
肩が上がってしまったり、
バーにうまく力を伝えづらくなってしまいます。
ちょうど良い距離に立てるように
調整してみてください。
【バーに手を置く位置】
鎖骨から上腕にかけては
左右それぞれ遠くに優しく伸ばし、
ひじは軽く緩め、ひじから先は
自分の身体の真横よりも少し前に置きます。
ですので、バーを持つ場所は、
自分の身体の真横よりも少し前となります。
ここで注意したいのが、ひじの位置です。
手は少し前に置いている方がほとんどですが、
ひじが身体よりも後ろにある方がいらっしゃいます。
すると、肩甲骨同士が寄りすぎて
身体がそっくり返ってしまう姿勢になってしまいます。
ひじも手の位置と同様、少し前にくるように
気をつけてくださいね♪
バーの持ち方
持ち方…と書きましたが、
正確には、バーは持つものではなく
上から押すようにして使います。
上からプッシュすることで、
脇が引きあがり、自分の姿勢を
キレイに保つことができるんです。
バーは、掴まるものではなく
上手に利用して自分を引き上げたり、
バーが無い状態と同じ身体の状態の
リハーサルとして使うもの。
動きに必死になって、
バーを引っ張ってしまうのはNGです!
余談ですが、男性と組んで踊る時も
男性の手はバーと同じように使います。
手をつないでいる訳ではなく、
引っ張ってしまうのでもなく
(男性がバランスを崩してしまいますよ~)
上から押して、自分を引き上げます。
反対に男性は、それに負けないように
下側から上に押し上げるようにするので
力を伝え合って、バランスを保つことができます♡
バーを上手に使いましょう
先ほど、
「バーがない状態のリハーサルとして使う」
と書きました。
これが上手にできていないと、
バーではそこそこ動けるのに、
センターレッスンになるとグラグラして
踊れなくなる…ということが起こります。
バーを手すり代わりに使っていたら、
掴まるものがなくなった途端に
バランスを崩してしまうのは当たり前ですよね。。
ということは、バーを持つ手(腕)も
センターで踊っているのと同じ意識が
必要なんです。
バーを持つ腕のひじの向きはいかがしょうか?
下を向いてしまっていませんか?
下を向いてしまうと、
脇が落ちてしまい、軸を保つことが
できなくなってしまいます。
バー側も反対側の手も、
アラセゴンの時のひじは
後ろを向いているのが正解です。
センターレッスンでは、
バーレッスンでの感覚を思い出して、
架空のバー(空気)を下に押して
自分を引き上げながら踊りましょう。
バーやアームス(腕)は、上手に使えば
とても踊りやすくしてくれる
頼もしい存在です。
とはいえ、腕や手って器用なぶん
癖が出やすい部分でもあります。
3ヶ月コースでは、
このあたりも細かくチェックして、
美しいポールドブラ(腕の運び方)も
マスターして頂きますよ~♪
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