以前、バレエクラスを始める前に
ウォームアップをかねて、スーパーボールで
足の裏をマッサージしたことがありました。
立った姿勢で、ボールを足の裏で踏んで
コロコロするのですが(すごく痛い…笑)
その時に、その場所から動かずにできる人と、
何度もボールが転がって行ってしまう人がいたんです。
この差って何だと思いますか?
実は、その場でコロコロできる人は、
上の写真のように、ボールに対して垂直に
脚から押す力が加わっているんですね。
反対に、どこかに転がっていってしまう人は、
下の写真のように
ボールに対して脚からの力が斜めになって
しまっているんです。
この、ボールが転がっていかない立ち方、
足の裏全体にしっかり圧をかけられる立ち方が
いわゆる《床を押せている》状態です。
立つことって、普段ほとんど意識せずに
当たり前にやっているからこそ、
バレエにおいても意外にスルーされてしまいがち。
ですが、正しい立ち方ができると、
床をしっかり押すことができ、
床をしっかり、まっすぐに押すことができると、
その反発力で骨盤の位置が高くなり、
バレエで言う《引きあがった》状態になります。
ここをスルーして、色々なテクニックを
入れようとしても、どこかで躓いてしまいます。
脚に負担がかかって、
痛くなったり・疲れすぎたり・ケガにつながったり
なんてことになりかねません。。。
まずは、正しい位置に立って、
床をまっすぐに押せるようにしましょう。
スーパーボールでコロコロ、
やってみて下さいね!
上がまっすぐ。下はつま先のほうに重心かけすぎ。
上の写真に位置で立つと、
勝手にお尻の下がキュっと締まり、
背が高くなったような感じがします。
(軸足が一番長い状態になるので、
実際に下の写真のような立ち方よりも
背が高くなっているはずです。)
重心の位置については、
こちらの記事もご参照くださいね♪