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バレエのレッスンをしている時、
「この動きって、どこに力を入れるんだろう?」
と考えたことはありませんか?
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脚が上がらなかったり、
ポーズをキープできなかったりすると、
力の入れ方が悪いんだ…と思いがちですよね。
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ですが、この「力を入れるほう」を
意識してしまうのは、あまりお勧めできないんです。
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なぜならば。
関節や筋肉を固めてしまい
無駄な力が入ってしまったり、
硬くて滑らかさのない動きになったり、
痛みの原因にもなったりと良いこと無しだから。。
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筋肉には、拮抗筋といって
ある動作のときに反対の動きをする筋肉があります。
縮む側の筋肉と伸びる側の筋肉とがあるんですね。
縮むほうを主動筋、伸びるほうを拮抗筋と呼びます。
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たとえば、『ひじを曲げる』という動作では、
上腕二頭筋(力こぶができる方)は縮んで、
上腕三頭筋(振袖ができる方)は伸びます。
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私たちはどうしても縮むほう(主動筋)に
意識を向けてしまいがちなのですが、
バレエの時は、伸びる側の筋肉(拮抗筋)を
意識して動くと、
伸び伸びとしなやかに踊ることができるんです。
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具体的にはこんな感じです。
↑脇を縮めようとするのではなく、
反対側の脇を伸ばそうとする。
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↑アラベスクは、腰を縮めて脚を上げるのではなく
お腹から鼠径部、前腿をストレッチするつもりで上げる。
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↑足の裏(土踏まず)を縮めるのではなく、
足の甲を伸ばしてつま先を伸ばす。
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こちらの記事でもご紹介した
脚の動かし方にも繋がります。
軸が安定する!上半身と下半身の関係バレエを踊る為には、
強くてしなやかな《軸》が必要。
安定した軸を保ちながら動くには、
上半身と下半身の関係を理解しておくと
とっても便...
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バレエのそれぞれの動きで、
伸ばされる側と縮む側の筋肉はどこなのか、
研究してみて下さいね♡