今日は、大人バレリーナ徹底改造1day講座でした。
そこで皆さんにお話しした内容をシェアしますね。
私が20歳からバレエを再開して、
あることを意識できるようになってから、
どこにレッスンを受けに行っても
先生から目を掛けて頂けるようになりました。
いつも身体を触って直してもらえたり、
周りの人よりも明らかに
先生が近寄ってくる回数が多いのです。
時にはそれが体力的にキツイこともありますが…(笑)
外部の先生の講習会に参加した最終日に、
「今回私が伝えたかったことを
全部やってくれたのは、あなただけだった。
どうもありがとう」
と逆にお礼まで言われてしまったことも!
いま、指導する側になってみると
その理由がハッキリわかります。
自分では当たり前だと思っていた
レッスンの受け方が
実は、できていない人が多かったんです。。
それは、、、
その日のレッスンのテーマや、
先生が伝えたいこと・気をつけて欲しいこと
を汲み取って、
そこにフォーカスしてレッスンする
ということ。
どういう事かと言うと、
たとえば、その日のバーレッスンで先生が
「軸をしっかり!」とか「床を押して」などの
注意をたくさんしていたとします。
口に出して言っていなくても、
気をつけないと軸がブレてしまうような
振りが多く出てきたり、
ルルベパッセを多めにやったかも知れません。
そして、センターレッスン。
ピルエットの練習をするとします。
ある人は、
頑張って3回転しました。
最後は軸が歪んで、
軸足でトントン跳んでしまいましたが
でも3回も回れました。
ある人は、
バーレッスンでやったことを思い出して
軸足で床を突き刺すことを意識しながら
まっすぐに立ってキレイに1回転しました。
さぁ、あなたはどちらのタイプ??
もう、お分かりですよね。
指導者は、前者を見ると
「あぁ、私の注意を聞いてなかったのね…」
と感じます。
その日の先生のテーマは、
とにかく回ってみて
《回る感覚》を身につけよう!
ではナイからです。
バーレッスンで、しっかり立つことや
軸を意識することを沢山やったのは、
後者のように、軸足を床に突き刺して
まっすぐな軸で回ることをしたかったからです。
この、先生が言葉にして言っていたり
ハッキリとは言っていないけれど
やって欲しいことを汲み取れることができると、
その日のレッスンはとても実りの多いものになります。
私はこのテーマを汲み取ることや、
先生の注意を素直に実践することが
自然にできるタイプの生徒だったようです。
無理やり3回転派の人を見ては
「あ~、今日はそういうんじゃ無いのにな…」
なんて思っていました。
よくあるパターンとしては、
無理やりいっぱい回るの他に、
とにかく脚を高く上げるなどもありますね。。
バレエの基礎に則っていないばかりか、
先生にも
「素直に話を聞かない人」
「何が大事なのか分かっていない人」
と思われてしまい、もったいないです。
この能力は、
練習によって身につけることが可能です。
3ヶ月コース生は、
この動きは何のためにやるのか?
この時に気をつけるポイントは何か?
を耳にタコが出来るまで繰り返すので
この《汲み取り力》がアップして、
主体的にレッスンを受けるようになるんです。
コース生達が、みんな
「先生によく直してもらえるようになった」
「今まで以上に注意をされるようになった」
「分かってきたわね~!と言われた」
というのは、これが理由です。
先生に気に入られる為にゴマをする、
んじゃナイのです。
すべては、自分のレベルアップの為。
そして、先生はそんなあなたの
レッスンに臨む姿勢を見てますよ~♡
その日のレッスンのテーマや、
先生が伝えたいこと・気をつけて欲しいこと
を汲み取って、
そこにフォーカスしてレッスンする
やってみて下さいね♪