皆さんは、バレエのレッスン後や講習会の後に
質問をしたことがありますか?
今日は、SNSで色々な人が偶然にも
《質問》について書いているのを見かけたので
私も思うところを書いてみたいと思います!
質問に関して私がいつも感じるのが、
良い質問は、回答後に
質問をした側・された側ともにスッキリする
反対に…
良くない質問は、回答後に
お互いにモヤモヤが残る
ということ。
私もしちゃってるかも…
お互いがモヤモヤする質問って?
質問って、本来は
聞きたいこと・知りたいことがあるから生まれて、
それに対して答えを貰うものですよね。
ただ、私が毎日のように受ける質問の中には、
上記の形をとってないものがあるんです。
そうすると、、、
質問者の求めている回答ではないものを
差し出してしまって、
ってことになっちゃう(笑)
その原因は、質問が質問になっていなかったり、
伝え方が上手じゃなかったり、
《質問力》が低いってことだと思うのです。
上手に質問すれば、
疑問が解消するだけでなく、
より上達できるヒントが貰えたり、
先生にも良い意味で覚えて貰えたりと
メリットが沢山あります。
逆に下手な質問をしてしまうと、
「レッスンで話を聞いていなかったのかしら?」
「やる気がないのかしら?」
など、悪印象を与えてしまうことも…。
今までにあったパターンを見ていきましょう。
本当に聞きたい(伝えたい)ことを話していない
ニセ質問…(笑) これ本当に多いです。
しかも、こちらが答えて質問者の反応を見るまで
ニセ質問なのか本当の質問なのかが読みにくいのが
厄介なところです。
ニセ質問というのは、質問のふりをして
・愚痴(嘆き)を聞いて欲しい
・出来ない言い訳をしたい
・がんばりを褒めて欲しい
このような共感を求めているってこと。
「脚が上がらないんですけど…」
↑既に質問じゃないですが、
レッスン後にこんな風に言われた場合。
先生は、その言葉の後を補って
「脚を高く上げる為にはどうしたら良いか?」
について、答えようとします。
(厳しい先生だったら「そだね~」で終わりますよ…)
レッスン中のその人の状態を踏まえて、
ストレッチ方法を教えてくれるかも知れないし、
上げた脚をキープする方法を教えてくれるかも知れない。
ここで、本当の質問かニセ質問なのかがハッキリします。
本当に脚を高く上げる方法を知りたい人は、
その場で教えられたストレッチをやってみるでしょうし、
さらに分からない部分があれば、具体的な質問が出てきます。
が!
ニセ質問者さんの場合は、なんだかゴニョゴニョ言うんです(笑)
「やっぱりストレッチするしかないですよね…」
「家でやってみてはいるんですけどね…」
「無理して怪我するのも怖いんですよね…」
(先生の心の声:やりたくなければやらなくて良いけど
やらなきゃ脚は上がらないよ。。。)
「あと、ピルエットも回れないんですよね…」
(先生の心の声:脚の話はどうなった~!?)
経験上、後者の場合の正解の答えはだぶんこうです。
脚上げるのって大変ですよね~!分かる分かる!
少しずつ頑張ればできるようになるから~♪
でも、仕事中の教師に質問をしたら、
どうしたって解決方法が返ってきてしまいます。
共感が欲しいだけの方はご注意を~!!
頭の中が整理されないまま突撃してしまう
これは、話慣れていなかったり、
先生を前に緊張してしまったりしても起こりますが、
何を聞きたいのか分からない
というパターン。
講習会などで「最後に質問はありますか?」に
手を挙げた人がバレエを始めたきっかけから延々と
ストーリーを話されて、、、
「え~と、、、で?」ということ、よくあります。
これは、話している間に何が言いたかったのか
自分でも分からなくなってしまったり、
そもそも何を質問するかハッキリしないまま
見切り発車で話し始めてしまったりするのが原因です。
まずは、「何が聞きたいのか?」を
自分の中で整理しておけば、
スッキリ明快な答えを得られるでしょうし、
先ほどの、実は辛い気持ちを聞いて欲しいだけだった、
という自分の本音にも気づくことができるでしょう。
質問力を上げる為に
《質問力》を上げるには、
まずは自分を知るということだと思います。
・何が知りたい(聞きたい)のか?
・何を求めてその質問をするのか?
この基本さえ押さえておけば、
質問とその答えが大きくズレて
お互いにモヤモヤが残る…なんてことは
避けることができます。
そして、実際に話し始める前に
頭の中で質問内容をまとめましょう。
質問内容をまとめる時は、
1.まずはシンプルに聞きたいことを決める
例)ピルエットが綺麗に回れる方法を知りたい
2.相手に伝わりやすいように
詳細の説明を追加する
例)レッスンでピルエットをした時に
「もっと軸を立てるように」言われましたが、
軸を立てる為には、何を気をつけたらいいのでしょうか?
「ピルエットが回れないんです~」
とはずいぶん印象が違いますよね♡
詳細の説明も、相手に伝わりやすいように
というのがポイントです。
手持ちの札を全部広げて(長々と自分の話をして)
必要な情報はそちらでピックアップして下さい、
というのは不親切ですよね。
必要な情報を過不足なく伝える、
という練習も必要です。
《質問力》=《コミュニケーション能力》
また、LINE@で質問を受けることも多いのですが、
LINEという気楽なツールゆえか、
挨拶も自己紹介もなく、いきなり
「〇〇する方法って何ですか?」
のように質問される方がいます。
中学生くらいの子なのかな?ということにして
自分を納得させていますが(笑)
対面で失礼なことは、ネットの世界でもNG。
せっかくバレエをしているんですもの、
コミュニケーションも優雅に美しくありたいですよね♡
私も日頃から気をつけたいと思います♪
♡おまけ♡ 褒めて欲しい時は…
褒めて欲しい時は、素直に
「先生に教えて頂いた〇〇をしていたら
だんだん〇〇できるようになってきました♪」
「最近、〇〇がラクに出来るようになったんです!」
と言えばOK♪
先生も生徒が出来るようになってくれるのが
一番嬉しいのです。
「頑張ったね~」と一緒に喜んでくれるはず。
良くなったこと、出来るようになったことを
伝えるのは、自慢やアピールではなく、
お互いがハッピーになるシェアですので
どんどんしちゃいましょう♡