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両脚を前に伸ばして座ることを長座といいますが、
この座り方をすると、
「脚の付け根が痛い・すごく力が入ってしまう」
というお声を頂くことがあります。
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長座をするシチュエーションといえば、
ハムストリングス(腿裏)を伸ばす
ストレッチの時などが多いと思いますが、
「付け根が痛くて、腿裏の伸びなんて感じられない!」
なんて方もいらっしゃるのでは?
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付け根が痛くなる人は、上の写真のように
骨盤を起こせていない場合がほとんどです。
(この写真、ちょっとヤラセっぽくて面白い…笑)
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このような状態で前屈をしたとしても、
残念ながらあまり効果的とは言えません。
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せっかくのストレッチが痛いだけで
あまり効果がナイのではもったいないので、
今日は、長座で脚の付け根が痛くなる方の
原因と対策についてお伝えしたいと思います♪
脚の付け根が痛くなる原因
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長座で脚の付け根が痛くなるのは、
付け根に無理な力が入り過ぎてしまっている
ことが原因です。
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無理な力が入ってしまうという現象は、
このような仕組みで起こります。
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ハムストリングス(腿裏の筋肉)が硬い
↓
骨盤をまっすぐに起こせない
↓
骨盤が倒れないように
脚の付け根で頑張ってしまう
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そうです。
ハムストリングス(腿裏の筋肉)が硬い
というのが根本的な原因なんです。
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お気づきでしょうか?
腿裏が硬いからストレッチをしたいのに、
腿裏が硬いせいでストレッチの基本姿勢を取れない
という、矛盾が起きてしまっているんですよね。。。
解決方法
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これを解消する為に、
2つやって頂きたいことがあります。
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1.骨盤をまっすぐに起こしやすい姿勢を取る
2.片脚ずつストレッチをする
です。
こちらの記事にも書いたように、
お尻の下にクッションなどを置いて
脚の付け根が足先よりも高くなるようにすると、
骨盤を起こしやすくなります。
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こうしておくと、脚の付け根は
痛くないのではないでしょうか。
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その状態で、片脚ずつ前に伸ばし、
(もう一方の膝は軽く曲げておきます)
少しお尻を後ろに突き出すようにしながら
前に倒していきます。
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そうすることで、
坐骨とかかとの距離が離れていくので、
より効果的に腿裏のストレッチができるんです。
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この時に、顔を脚に近づけようとすると
背中が丸くなり、付け根から前屈できなくなるので
顔ではなくお腹を脚に近づけていくようにしましょう♪
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このように、
骨盤をまっすぐに起こす感覚を身につけて、
腿裏の筋肉の柔軟性をつけていけば、
だんだん付け根が痛むことなく、
長座できるようになっていきます。
正しい方向に導けば、どんどん進化しますよ♡