バレエを始めた人が最初にぶつかるのが
《アンデオールの壁》ではないでしょうか。
「アンデオールをしないと
バレエの諸々が上手くできない」
ということは分かっていても、
なにが正しいアンデオールなの?
できるようになるの?
ここで止まってしまっている方が
とても多いように思います。
かつての私もそうでした…。
そのせいで、普通に歩けないくらい
股関節を痛めてしまった過去があるのですが、、
その話はまた次回。
まずは敵(?)を知ることが大事です!!
アンデオールに必要なのは、
大きく分けて3つ!!
【1】アンデオールのやり方(どこをどうする)を知ること
【2】アンデオールで使う筋肉の強さと柔軟性
【3】アンデオールし続けながら踊る意識
順番に説明していきますね。
【1】アンデオールのやり方を知ること
まずは、これを知らないことには
正しいアンデオールができません。
アンデオールは、股関節を外旋すること。
正面を向いていた足先を外側に向かって
開くように動かすのが《外旋》→アンデオール
反対に、足先を内側に向かって
閉じるように動かすのが《内旋》→アンデダン
もちろん、足先だけを開くのはNG。
膝がねじれて怪我につながってしまいます。
股関節から脚~つま先までを
全部外旋させていきましょう。
ふくらはぎや、かかとの内側を
前方に向けていくような感じ。
また、自分の股関節の位置を
身体で理解しておくのも大事です。
知らないものはコントロールできませんから。
【2】アンデオールで使う筋肉の強さと柔軟性
アンデオールするときに使う筋肉は、
お尻の下のほうの奥にある
《深層外旋六筋》です。
これは、
■梨状筋
■大腿方形筋
■上双子筋
■下双子筋
■内閉鎖筋
■外閉鎖筋
という6つの筋肉の総称で、
ざっくり言うと
坐骨近辺から太腿の骨にくっついている
筋肉たちです。
この外旋六筋が、大臀筋と一緒に
脚を外側に回す動き(外旋)をしてくれます。
いつもお世話になっているはずなので、
お礼を言っておきましょう(笑)
ここを動かす為の筋力と柔軟性が
アンデオールには必要ということ。
大人からバレエを始めた方は、
バレエのレッスンにプラスして
この辺りのエクササイズをしてあげると
アンデオールのしやすさが全然変わってくるんです。
【3】アンデオールし続けながら踊る意識
忘れがちですが、すっごく大事なことです。
いくらアンデオールできる身体があっても
それを使わなければ宝の持ち腐れ。。
バレエを踊っているあいだは、
あえてパラレルやアンデダンにする時以外は
ずっとアンデオール!
タンジュをする足も
シャッセで進む足も
後からついてくる足も
ただ立っているだけに見える軸足も。
バーレッスンの時から
常にアンデオールをし続けておくこと、
脚を外旋しながら使うことを
意識しておきましょう。
今日お伝えした、【1】【2】【3】。
アンデオールの正しいやり方と、
アンデオールする為のエクササイズと
アンデオールし続ける為の意識と筋力づくりを
じっくりお伝えしたくて作ったのが、
『アンデオール講座』です。
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コロナ禍で、最近は対面では開催していなかったのですが、
10月9日(月祝)に新宿で開催します!!
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毎回、あっという間に
満席になっていた大人気講座の復活です♡
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股関節の場所を、
模型を見ながら一緒にチェックしたり、
自分の身体を触ったりしながら
理解していきましょう。
アンデオールがやりやすくなるエクササイズも
たくさんお伝えしますね。
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