緊急事態宣言の少し前あたりから、
バレエやダンスなど、
対面レッスンが基本となる業界にも
沢山のオンラインレッスンが出てきました。
以前の私は、
「対面レッスンでさえ伝わらなかったり
理解できなかったりすることを、
慣れない画面越しに伝えられるの?」
とオンラインには懐疑的だったんです。
ですが、実際に自分でzoomのレッスンを開催したり、
トレーニングのオンラインレッスンを受講してみて
考えを改めました!
オンライン、かなり良い!!
ここでは
・世界中どこからでも受けられる
・移動の為の労力がいらない
などのよくある一般的なメリットではなく、
身体を使うレッスンならではの
オンラインの良さ、をお伝えしたいと思います。
結果から言うと、、、
・頭で理解しやすい
・自分で再現できるようになる
ということです。
対面レッスンとオンラインの一番の違いは、
講師(インストラクター)が、受講者を
触れるかどうか?ではないでしょうか。
先生が生徒の身体を触って直すことを
フランス語でマニピュラシオンと言います。
このマニピュラシオンが出来ないからこそ、
以前の私はオンラインレッスンに懐疑的だったのですが、
自分が指導と受講の両方を体験したことで
考えが変わりました。
私がトレーニングを受けている時、
必ず直されるフォームがあるんです。
手で身体の位置をガシッとホールドされて
「ここね」って。
その時は、「あ、そうか」と思うんですけど、
筋トレなので疲れてくると気づかないうちに
またフォームが崩れてしまうんですね。
ですが、先日のzoomレッスンで
その動きになった時に、はじめて
「脚につられて、片側の胸が開きやすくなるから
両方の胸の高さを平行に保つ」
というように説明されたんです。
・・・そうだったのか!!!
トレーナーの先生には「今さらかい!」と
叱られそうですが、
言葉で説明されたことで、
・自分の問題点
・正解のフォーム
の両方が一瞬で理解できました。
すると、疲れてきてフォームが崩れても
何をどうすれば良いのか分かったから
自分で修正できるんです。
以前のように、手で直されてしまうと
その瞬間はすぐに正しいフォームになっても
その場限りになりやすいんだな、
ということを身をもって知りました。
大人バレリーナの皆さんも、
先生に触って直してもらったけれど、
実は「???」だった、なんてこと
あるのではないでしょうか?笑
もちろん、触って直してもらったからこそ
分かることもあります。
それはやっぱり対面レッスンの良さ。
オンラインでは、触って直せないぶん、
言葉で説明するしかないワケです。
するとね、自動的に
分かりやすい丁寧なレッスンになります。
たとえば、口頭で色々なことを一度に言われても
抜けてしまったり、混乱してしまったりしますよね。
ふだんの対面レッスンがそうだとしたら、
オンラインレッスンは
メモに要点を箇条書きにしたもの
みたいなイメージ。
とっても分かりやすい訳です。
オンラインレッスンは、
対面レッスンと文章の良いとこ取り♡
なんじゃないでしょうか。
もちろん、
それぞれのメリット・デメリットがありますから、
そのときの状況や自分のニーズに合わせて
選択できると良いですよね。
その選択肢が増えたということは、
この大変だった数ヶ月のなかの
数少ない良かった点かも知れません。