バレエのレッスンをしていると、
先生に色々な注意をされたり、
もっと強化しなくては!と思うことが
沢山ありますよね。
今日はその《色々》を大きく3つに分類して
バレエに必要な3つのチカラとして
お伝えしようと思います。
伸ばすチカラ
まずは『伸ばす』です。
レッスンでも、
「つま先を伸ばして!」
「膝を伸ばして!」
という注意がよく聞かれると思います。
バレエでは、
骨盤・股関節・膝・足首・つま先など
すべての関節を伸ばすように使います。
こうすることで、
関節にスペースができるので
詰まりが減って可動域が増えます。
また、筋肉を固めずに
ストレッチしながら使えるので、
縮めずに少ないチカラで使うことができます。
前腿にチカラが入ってしまう…
ゴリゴリの硬い筋肉がついてしまっている
という方は、
この伸ばしながら使う、ということを
意識してみましょう。
また、部分だけでなく
身体全体でも上下左右に伸びていると
固めていないのにバランスが取りやすく、
伸び伸びと踊ることができますよ。
![この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 77075720_2660623687318618_221065149295886336_n-1024x634.jpg です](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/11/77075720_2660623687318618_221065149295886336_n-1024x634.jpg)
ねじるチカラ
つぎは『ねじる』です。
おなじみアンデオール(ターンアウト)や
エポールマンの動き、
ピルエットなど回転の時の首の動きも
『ねじる』チカラです。
『ねじる』ときは、雑巾絞りのように
開く方向と閉じる方向にチカラが働きます。
どちらか一方向だけでは、
チカラが上手く働かず、身体が歪んできてしまい
バレエの正しいポジションを作ることが出来ません。
たとえば、
アンデオールは「外へ開いていく」だけではなく、
内転筋を使って、大腿骨やスネ(脛骨)を
中に寄せるチカラも使いながら(=閉じる)
回していくことで、
膝を曲げずに、脚を1本状態で回すことができます。
している人は、閉じるチカラが使えていません。
だからお膝も曲がってしまうんですね~
また、エポールマンは、
肩は開いていくけれど、骨盤までは開かないように
閉じる方向に保っておくことで、
上半身と下半身をスムーズにねじることができます。
このような、『ねじる』チカラを
上手く使えると、
中心に集まるチカラが働くので
体幹がブレにくくなるといくメリットがあります。
集めるチカラ
最後は『集める』です。
ロンデジャンブやピルエットなど
回転をかける時に、必要になってくるのが
身体を中心に集めておくチカラです。
足を回したり、回転をすると、
外に向かうチカラである《遠心力》が働きます。
これと反対のチカラである
中心に向かう《求心力》が弱いと、
ピルエットで飛ばされてしまったり、
ロンデジャンブなどもフラフラ・グラグラして
体勢をキープすることができません。
この遠心力に対して、体勢を保とうとすることで
身体を中心に集めることができるんです。
その際に、体幹の色々な筋肉を使います。
こういう話をすると、
「なにか特別な筋トレをしなくちゃ!」
と考えてくださる方がいるのですが、
それよりも、体勢を崩さずに
ロンデジャンブ・ア・テールを練習したほうが
様々な筋肉を同時に鍛えることができるので
バレエ上達の近道になります。
エクササイズにも最適なんですよ♪
![この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 75030163_490287494907708_1330065240297046016_n.jpg です](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/11/75030163_490287494907708_1330065240297046016_n.jpg)
また、タンジュの足を戻してくる時に
床をしっかり擦ることで、
身体の中心に集める感覚を養うこともできます。
タンジュの動きだけで、
伸ばす・ねじる・集める
すべてのチカラを使ってますね。
バレエってすご~い♡
![](https://mizukikazama.com/wp-content/uploads/2019/10/74231755_684995918658472_4018605293171638272_n-320x180.jpg)